古い街並みが残る住宅街のお宅です。車1台分しかない進入路の両側には、隣地と共用の境界ブロック塀が残っており、その壁もアプローチ土間もさわれないという事でした。
若いご夫婦がお住まいで、白い壁と無垢のフローリングが素敵なリビングでしたが、当初工務店が提案していた外構は、化粧ブロックとアルミの形状門扉。同じ予算で、もう少しシンプルで明るくしたいと
ご相談を受けました。
今回、メインの門扉にはメーカーの既成アルミ鋳物門扉を使用しました。内部が死角にならないので、近接する建物に囲まれた狭小地では、道路からの視認性が良いほうがかえって安心です。
残念ながら植栽スペースが取れなかったので、ガス配管工事のために駐車スペースに空いてしまった土間に、グランドカバーとしてリッピア(ヒメイワダレソウ)を植え、何とか緑を入れることができました。