閑静な住宅街にお家を購入し、素敵にリフォームされたお客様からガーデンデザインと改修工事のご相談を受けました。もともと大きな桜や梅の木と雑木の和風庭園だったらしいのですが、購入された時点ではすでに花壇が解体され(車庫スペースを確保するためだと思われますが)、コンクリートの土間だけが目立つアプローチと長年放置された石積みが転がるお庭でした。
大きな桜の木もこの場所を選ばれた重要なポイントだったとのこと。これら既存の樹木を選抜して残し、花壇を修復しました。宿根草や球根なども楽しめる和洋折衷のお庭を希望されていたので、もともとあった生駒石と合わせて輸入物の天然石をコバ積みし、自然な曲線の花壇を復元しました。
もちろん車庫スペースも確保しないといけないので、コンクリート土間の上に直接施工できるスプレーコンクリートを提案させていただき、自然な花壇と植栽にマッチするきれいなベージュ系の仕上げに仕立て直すことができ、大変よろこんでいただききました。
雨で水がたまっていたリビング前も御影の板石で舗装。目地にあしらったリッピア(ヒメイワダレソウ)が元気に育ち、徐々に緑の模様を作ってくれています。