扇町公園内にある関西テレビ社屋前で、長期間手つかずになっていた大型遊具跡地にシンボリックな公園を作ってほしいというご依頼でした。
地下が駐車場になっているため、土壌の厚みが20cmほどしかなく、大きな樹木や構造物は作れないという事でした。
社屋2Fにあるキッズプラザは常に大勢の子供たちでにぎわう人気スポット。西側には市民の憩いの場である扇町公園もあり、老若男女を問わず、毎日たくさんの人々がどの方角からでも気軽に立ち寄れて、お弁当を広げたり、読書を楽しんだり、とにかくリラックスできるスペースにすることだけを考えました。
平面的なスペースの中で、地面にキャラクターデザインを描くのに採用したのは、スタンプコンクリートと呼ばれる手法。コンクリートの土台の上に型紙を貼り、色ごとに特殊なカラーモルタルを吹付けていくやり方ですが、直径4mほどの大きな型紙を作成するのにちょっと苦労しました。その甲斐あって、遊びに来た子供たちは大変よろこんでくれています。